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福山市の探偵社における遍歴

探偵の基礎知識

福山市の探偵社における遍歴

2016.12.02

福山市の探偵社における遍歴

 

福山市のおもな産業は鉄鋼業で1970年代に現在のJFEスチール、以前の日本鋼管の誘致に成功し福山は人口、財政ともに急速に成長しました。

 

また鉄鋼工業以外の産業も運送業、繊維業、アパレル産業など市内には十数社の上場企業が本社をかまえている広島県第2位の人口を誇る中国地方における中核都市であります。

 

福山市内に探偵業者が現れるのは、ちょうど福山市が急成長していた1960年代から70年代の高度経済成長時のことです。

 

当時の探偵社は「興信所」と主に呼ばれることが多く現在、依頼の多くを占めている浮気調査は少なく、逆に現在はほとんど依頼のない結婚に絡む身元調査や企業調査、信用調査が調査依頼のほとんどを占めていました。

 

1970年代から業者の数は増え続け1990年、日本がバブル景気真只中には福山市内に広告を出稿する探偵事務所の数は大小合わせると十数社にまで増えていました。

 

しかし、そのバブル景気ははじけ、さらに時代の流れとともに従来の依頼の大半を占めていた結婚調査のニーズはなくなり、企業調査は帝国データバンクや商工リサーチなどの大手企業データ屋に仕事を奪われていき福山市内に限らず日本全国で「興信所」と言われた探偵事務所の経営形態は衰退していくのです。

 

1990年から1995年にかけて全国の探偵業界を変えていく大きな変化がありました。全国にフランチャイズ展開する探偵社が探偵業界で新旧交代を加速させたのです。

 

その時代の波は福山市内の探偵業者も飲み込み既存の探偵事務所はほとんど廃業していきました。

依頼の内容も浮気調査が大半を占めるようになりフランチャイズ業者を筆頭に新勢力が台頭していきました。

 

しかしフランチャイズチェーンの業者は経験値が少ない上にフランチャイズ運営会社の計画性のない出店などから同じフランチャイズ加盟店が福山市内にも複数社もできるなど同じグループ加盟店同士が顧客の取り合いをすることになり数年で廃業していくことになります。

 

こうした経緯から2000年以降、福山市内で営業する探偵社は1,2社になり現在は福山市に拠点多く大手1社が福山市周辺の市場をほぼ独占している状況が続いています。